# 【K1GPエントリー作品】 紅茶は簡単においしく淹れられる!
## おことわり
この記事は、友人が執筆した[紅茶の入れ方や様々な紅茶の疑問について](https://korokoro-tea.hatenablog.com/entry/2021/12/08/182314)がツッコミ渋滞を起こしそうであることが、他の友人と話題になったことがきっかけです。そして、その友人達と *紅茶マイスターの記事校閲1グランプリ(通称K1GP)* を勝手に開催することになり、私Nakayaが元記事へ勝手にアカを入れ(校正して)、K1GPのエントリー作品として公開したものです。
この記事の楽しみ方は主に2つです。
1. 紅茶の入門記事として普通に楽しむ
1つ注意点があるとすれば、私は紅茶に関して素人なので、元々の意味とは離れたアカの入れ方がされているかもしれません。
2. どのようにアカが入っているのかを元記事と読み比べる
さらに、友人も元記事にアカを入れ、各々で公開しているので、アカの入れ方の違いに着目して読むとおもしろいかもしれません。
* [ぶんのいち作『紅茶マイスターによる紅茶の淹れ方+紅茶にまつわるQ&A』](https://bunnoichi.hatenablog.com/entry/2022/02/11/015429): K1GPの経緯が詳細に書かれています。先にこっちを読むといいかもしれません。
~~卒論の提出が迫っているのに、何故友人の記事のアカ入れをしているのだろうか……。~~
## はじめに
今回の記事は[群馬高専 Advent Calendar 2021](https://adventar.org/calendars/6424) 8日目です。
紅茶好きの私が、できる限りわかりやすく紅茶について書いていきたいと思います。
もし紅茶に淹れ方がわからない方や、紅茶をより一層美味しく飲みたい方は、色々まとめてみたので、是非読んでいってください。
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## 紅茶初心者に向けて
「紅茶」と聞くと、英国紳士の人たちが優雅に飲んでいるイメージで、近寄りがたい印象を持つ方がいるかも知れません。
また、日本では紅茶よりもコーヒーの方が、浸透していてよく飲まれていますから、より紅茶について関わる方が少ないと思います。
そのために、この機会に紅茶を飲んだことがない方は、どんな方法でもいいので、紅茶に触れてほしいです。
使ったことがある方も多いかとは思いますが、紅茶はティーバッグで簡単に淹れることができます。それだけではなく、茶葉にこだわったティーバッグで淹れてみたいという方は、ロンネフェルトや、ルピシアなどの紅茶専門店のティーバッグを買ってみてください。スーパーに売っている紅茶より、香りや味がより本格的なので、おすすめです。
次の章からは、少し紅茶について興味を持ち、自分で淹れてみたいと思っている方や、ティーバッグで美味しく淹れたい方などに軽く必要な道具や淹れるコツなどを書いていきます。最後に茶葉の選び方も書いてみたので、ティーバッグで何を買えばいいのかわからない方も、読んでいただければ幸いです。
## 紅茶を淹れるために必要な道具
ここでは、まだ紅茶について全くわからない方に軽く紅茶に必要な道具について説明していきます。
紅茶を淹れるために、大まかに必要なものは以下の5つです。
1. ティーポット
形状が丸く、ガラス製のものを選んであげましょう。茶葉を蒸らす用、飲む人へ分ける用で2つ必要です。
2. 計量器
0.1g単位で量れるものを選んでください。自分のおすすめは計量器に時間が計れる機能がついているものです。これは、わざわざ紅茶を淹れるために、スマホや砂時計などを取り出す必要がなくなるためです。
2. 茶こし(茶漉し、茶濾し)
元々ティーポットについているのでも十分です。もし、本格的に淹れたいと考える方は下の画像のような茶越しを購入してみてください。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208171549.jpg)
3. 時計
計量器に時間が計れる機能が付いたものを買った方は不要かと思います。
5. ティースプーン
茶葉を取り出したり、紅茶全体の濃さを一定にしたりするのに使います。普通のスプーンで問題ないです。
上で挙げた物以外にも、あると便利なものとして以下の2つも挙げられます。
* ティーコージー
ティーコージーは紅茶を蒸している間、お湯が冷めないようにカバーをつけてあげる物です。
* ティーウォーマ
勉強や仕事している間に紅茶が冷えないようにしたいときに便利かも知れません。アップルティーをつくる時にも、ティーウォーマは使えるため、紅茶の淹れ方にさらに幅ができて楽しめます。
## 紅茶のおいしい淹れ方
道具を揃えたら、実際に淹れてみましょう。
淹れた紅茶が渋くなってしまった場合も、原因から説明します。
### ゴールデンルール
**ゴールデンルール**と呼ばれる、美味しく紅茶を淹れるためのルーティーンがあります。ゴールデンルールは紅茶を美味しくいただくためには、かなり重要です。
ゴールデンルールには5つあります。
1. 新鮮な茶葉を使う
2. 茶葉はしっかり量る
3. 熱々のお湯を使う
4. カップポットは温めてから使う
5. 蒸らす時間を計る
この5つをしっかり守ってもらえば、誰でも美味しく紅茶をいただくことができます。
### 茶葉をしっかり量ろう
ゴールデンルールでも少し触れましたが、紅茶を美味しく淹れるためには、茶葉をしっかり量りましょう。そうしないと、紅茶の濃さが日によって変わってしまう、なんてことになってしまいます。
基本的には、1人分はお湯200ccに対し茶葉3g、2人分では300ccで4gになっています。
ここで重要なのが、「一人増えるごとに茶葉を倍にしてはいけない」ということです。例えば、「4人分淹れるには2人分で4gだから、4人分は8gかな」と思ってしまいがちですが、実際は6gです。もし8gで淹れてしまうと、6人分の量の茶葉を4人分で淹れているわけですから、明らかに濃くなってしまいます。
基本的に、1人増えるごとにお湯の量が150cc、茶葉を1g増やすと覚えてください。$n$を人数として、高専生らしく数式で表すと:
茶葉[g] $= n + 2$
お湯 [cc] $(n = 1) = 300$
お湯 [cc] $(2 \leqq n) = 150 × n$
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208100146.jpg)
また、「大体の目分量で分かるでしょ」と思う方がいるかも知れませんが、意外とわかりづらいです。例えば、下の写真に1人分3g、2人分4g、3人分5gを量って比べてみたのですが、今が何グラムなのかわかりづらいと思います。ですから、できる限り茶葉を量って紅茶を淹れてください。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208173449.jpg)
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208173506.jpg)
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208174523.jpg)
このゴールデンルールを踏まえた上で、簡単に紅茶を淹れる手順を書いておきます。
1. 湯通しをしたティーポットに、分量を量った紅茶を淹れ、3分蒸らす
蒸らしている間にもう一方のポットとカップに湯通しをしておきましょう。
3. 3分後、ポットの中をスプーンで軽く上下に2回くらい動かします。
4. 茶越しで漉しながら湯通ししてあるポットに淹れて完成です。
このとき、茶葉はできるだけ茶越しに入るように淹れてください。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/korokoro_tea/20211208/20211208182141.jpg)
### 紅茶が渋くなる理由
紅茶が渋くなるのは、蒸らす時間が長いからかもしれません。紅茶には時間によって抽出される成分が異なります。
一般的な紅茶だと、蒸らす時間が3分を越したあたりから、苦味成分のカテキン(タンニンの一種)が多く出てきます。そのため、使用している茶葉が渋いものや、茶葉が細かいものを選んでいる場合は、苦味成分が出やすいです。その場合は、蒸らす時間をいつもより短くしてみましょう。そうすれば、渋くない紅茶をいただけると思います。
渋くない紅茶が飲みたい場合は、ダージリン、セイロン、キームンあたりの茶葉を選んでみるといいかも知れません。
## 茶葉の選び方
:::danger
校正者注: 途中、アッサム種と中国種の解説と具体的な茶葉との対応関係が不明なため、この章の存在意義が危ぶまれています。
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:::info
校正者注: 水色とは、お湯で蒸らしている時の水の色かと思います
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「紅茶っていろんな種類があって、お店に来てみたはいいもののどれ買っていいかわからない」と思っている方は結構多いと思います。そこで、できる限り自分で好きな紅茶を選べるように軽く、茶葉についても話していきたいと思います。
紅茶は、アッサム種と中国種という2種類に分かれます。一言で言えば、アッサム種は渋め、中国種はスッキリめです。これだけでも結構自分の好みの紅茶を選べると思います。渋めの紅茶の方が好きだなと思う方は、アッサムやウバを選ぶといいでしょう。渋いのが嫌いという方は、ダージリン、キームン、セイロンなどを選ぶといいでしょう。そこから、自分の好みの紅茶を選んで行って貰えば幸いです。
もう少し踏み込んでみたい方は、紅茶の取れる時期にも気をつけてみて購入してみてください。紅茶には取れる時期によって、水色、味や香りなどがかなり変わってきます。特に、ダージリンは季節によって変わるので、興味がある方は飲み比べてみると面白いかもしれません。
ちなみに、春頃に摘まれた紅茶をファーストフラッシュ、夏頃のものをセカンドフラッシュ、秋ごろのものをオータムナルと言います。茶葉を探す際に参考にしてみてください。